食のクリエイティブカンパニー HIRASAWAは、食品業界に携わる全ての方々へ敬意を払いつつ、社会的責任のもと、創造や変化に“デザインの力”で世界へ貢献します。

ごったんで〜す!
その93.ラ・カンティーヌ セントル 様
2026.02.04


2013年頃から世間を騒がせているブーム「高級食パン」。料亭のような佇まいのお店から奇抜な名前のお店まで、食パン専門店がどんどん出現しましたよね。
生クリームやバターなどの食材を贅沢に使用し、フワフワとした食感とほんのりした甘みで「焼かずにそのまま、何もつけずに食べても充分に美味しい!」という、いわゆる「単体でも主役になれる」ポテンシャルの高さ、それが高級食パン。ひと昔前では考えられなった「手土産に食パンを」と、買い求める人まで現れるほど。

ですが、ブームというものは必ずしも長くは続かず。昨日まであそこにあったお店が無くなっている!なんてことも。スーパーで購入すれば100円から200円台でも購入可能な食パンに1000円、お店によってはそれ以上の金額をかけるとなると、やはり「非日常」なのですよね。
しょくたんもまたブームに乗って日々有名店を巡ったものですが、毎週末の贅沢から月に一度の贅沢になり、ここ最近では数か月に一度の贅沢になりつつあります。食パンというシンプルかつ身近な食べ物ということもあり、できれば勿論毎日でも食べたい。でも高い!でも手が届かないくらい高いわけではない!というジレンマを抱える今日この頃。
今回はなんと、そんな迷えるしょくたんが「高級食パンの食べ比べができるカフェ」があるという情報入手!食べ比べとはいかに!?



やって来たのは「ラ・カンティーヌ セントル」様。前情報の通り行列のお店でした。早速店内に並んで順番を待ちます。
食べ比べ食パンの他にも自慢のパンを使用したサンドウィッチなども豊富。実はしょくたん、このカフェの隣にある系列ベーカリーで食パンを購入したいことがあるため、とんでもなく美味しい食パンということは既に確認済み。ただ「食べ比べ」というのが気になったのです。人気のベーカリーのため売り切れていることが多く、食べ比べるほど色々な種類を購入したことはないのです。

店内に漂うパンの焼ける香りを楽しみながら待ち続けること数十分。ようやく案内されました。
まずは恒例のメニューブックチェック!

見開きA4、差替えが容易なタイプのクリアなメニューブックです。メニューデザインはシンプル!インバウンドの方も多い店舗のようなので英語表記もされています。シンプルなデザインですが、必要最小限の写真とテキストの量がうまく合わさり、見やすくまとまっています。

ふと思ったけれど、高級食パンは日本独自の文化なのかしら?国によっては耳の部分だけ食べて白い中身はほぼ食べないなんて話も聞いたことがあるし。世界各国、パンは身近な存在であるが故に「高級」というカテゴリが存在する日本は珍しいのかも?

注文を終えると店員さんより「あちらからトースターをお選びください」とのお声がけ。さてどういうことかといいますと…

ズラリと並んだトースター達。どれもレトロでオシャレなデザイン。ポップアップ式のトースターって使うのは初めて!ワクワク!

きっとどれも最新式の高機能なトースターなのであろうと予想し、見た目が好みなものに決定!



しばらくすると食パンたちが運ばれてきました!お皿に丁寧に並べられた食パンたち、なんとも不思議な感じです。




「ジャム&バターセット」です。どこから見ても完全に普通の食パンに見えますが味が気になるところです!

角食、ブルマン、イギリス食パンの3種のパンと、セットにはいちご、ピーチ、アプリコット、ブルーベリー、アカシアハチミツ、ラズベリーのディップ類に加え、フランス産のエシレバター、自社牧場北海道美瑛ファーム産バター、国産メーカーのバターもセット!さらに3種類のパンを焼く・焼かないバージョンを加算すると何種類の楽しみ方があるのだろうか…。計算できない!



見た目は正直なところ…よく分からない!ごく普通のよく見る食パンです。



お皿に置かれた通りの並びで食パンとバターの説明書きもありました。こちらも英語表記あり。


まずは「角食」からそのまま生でいただきましょう!
さりげなくパンを手で持ってからが驚きの始まりでした!

「なにこの柔らかさ!」と、叫びたくなる衝撃!例えるならポカポカのお日様にたっぷり干したフカフカのお布団?いやいや、我が家の愛猫のふわふわ毛皮?いやいや、つきたてのお餅?…と、表現の言葉選びにも苦労するその触感!一番分かりやすい表現は…無難に「焼きたてシフォンケーキ!」でしょうか。

パクリとそのまま食べてみると、口いっぱいに広がる国産小麦の香り。よくある高級食パンのように明らかに分かる甘みがある生地ではなく、ほんのりとだけ遠くに感じる上品な甘みは、上質な小麦本来の甘みなのでしょうか。噛みしめる度にふわっと優しく香る程度。これは危険!あっという間にパクパク食べきってしまいそう。


ここで味変。フランス産のエシレバターとやらをたっぷり乗せて食べてみます!ぱくり!

これはもう…食パンを食べているのかなんだか分からなくなるレベル!ふんだんにバターを使った上質なスイーツを食べているような感覚。


さらにイチゴジャムを加えると、もはやこれはストロベリーケーキですか?というハイレベルの境地!いま私、食パンを食べているのでしたっけ?



このままの勢いだとトースターの出番はなく食べきってしまう!という恐怖を覚え、慌てて軌道修正!

先ほどしょくたんが選んできたトースターはビンテージカーのようなオシャレなデザイン。インテリアにもなりそうなくらい素敵~!

使い方も教えていただき、早速焼きたいと思います。





トーストするのがおすすめなのは「イギリス食パン」との説明を読み、すぐさま焼いてしまいました!後から思うと生でも食べておけばよかった!



外はサックサク、中はフワフワ!焼きたてを勢いよくかぶりついてしまい、気が付けば半分くらい無くなってしまったところで、ディップ系がかなり余ってるということに気が付き、ここぞとばかり乗せてみました。何も味付けしなくても食パン自体が本当に美味しいので余る人が多いと予想します!

ほどよく焼き色がついた香ばしいトーストに甘いジャム類が本当によく合う!…サクサク、じゅわっ!…トーストの存在がこんなに尊く感じるのは人生で初めてかも!何十年にも渡ってほぼ毎朝食べ続けてきたトーストが今、全く新しい姿となって天から舞い降りてきました!

眠い朝、食欲のない朝、やる気の出ない朝、朝といえば前向きな単語がつかないしょくたんではありますが、美味しい食パンがあればつらい朝も乗り越えられる!ちょっと贅沢ではあるけれど、やっぱり高級食パンを楽しむ生活をしたいな~!

ラ・カンティーヌ セントル 様、ありがとうございました。

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