食に特化したクリエイティブカンパニー HIRASAWAは、食品業界に携わる全ての方々へ敬意を払いつつ、社会的責任のもと、創造や変化に“デザインの力”で世界へ貢献します。

ごったんで〜す!
その9. BUTTERMILK CHANNEL 様
2024.03.06

「からあげ」またの名を「フライドチキン」

そう思っていたしょくたん。和風だと「からあげ」洋風だと「フライドチキン」ってことでしょう?と。思い続けて何十年!?ここでお詫び申し上げます!そんな単純なお話ではございませんでした!

さてみなさんは「からあげ」と「フライドチキン」の違いをご存知ですか?ここで恒例のしょたん豆知識!

【からあげ】【空揚(げ)・唐揚(げ)】
下味をつけた材料に小麦粉またはかたくり粉を薄くまぶす程度で、衣をつけずに高温の油で揚げること。またはその料理。魚や野菜など肉以外の食材でも該当する。

【ふらいどちきん】
フライドチキン。鶏肉に味付きの衣をつけて揚げた料理。

とのことでした。つまり「唐揚げ」は生肉の状態で醤油やみりんや砂糖などで味付けした調味液に漬けた食材(肉ではなくてもOK)に薄く衣をつけて揚げたものなので、和風な味なのはそのせいなのもあるかもしれませんね。対して「フライドチキン」は衣自体が味付きということ。確かに、しょくたんも大好きな某人気チェーン店のフライドチキンの衣(特に鶏皮部分)は幼い頃にしょくたん兄と殴り合いの喧嘩をして取り合ったこともあるくらい美味なやつ~!衣自体に味をつけるため、胡椒などスパイシーで洋風な味つけなのも納得。(参考資料:小学館デジタル大辞泉など)

そんなわけで今回訪れたのは明治神宮前の「BUTTERMILK CHANNEL」様。フライドチキンが有名なお店でもあり「バターミルク」というテイストも珍しく興味津々なお店です!

実はこのお店は海外が発祥の地。オーナーのダグ・クローウェルさんは生粋のニューヨーカーとのこと!カッコイイ!日本でいうところのまさにこの場所、原宿・渋谷出身!という感じでしょうか。2008年にブルックリンのキャロルガーデンという街にカジュアルアメリカンビストロ「BUTTERMILK CHANNEL(バターミルクチャネル)本店」をオープン。マンハッタンの人たちの憩いの場として親しまれているそうです。日本ではここ原宿と横浜にお店があります。

ちなみに「バターミルク」とは日本ではあまり馴染みはないのですが、アメリカの料理には欠かせない、クリームから脂肪分を取り除いた液体とのこと。低脂肪・低カロリーで栄養も豊富。中に含まれる乳酸菌が食材を柔らかくし、バターミルク特有のコクとまろやかさを加えるそうです。店頭でしっかりと説明書きもありました。低脂肪!低カロリー!いいじゃないですか~!フライドチキン + クリームなんて聞くと「今夜は夕飯を減らすか~!?」と考えてしまいそうですが…むしろこれはヘルシー!そして響きからして美味しそう~!

明治神宮前の交差点からすぐという場所も良いのですが、いやそれが本当にすぐなのです!近すぎて場所が分からないくらいに近かったのでした!

半地下の階段を下りれば店内という造りです。店頭には大きく見やすいメニューがあります。人通りが多い場所とはいえ、思わず通りすぎてしまう可能性もある半地下。このようなメニューの展示方法はGOODですね!しょくたん個人の意見ではありますが、立地の良い場所でしっかりと価格表示もされていると安心して入店できるという利点もあるかと…。入店してメニューで価格を見てビックリ!っていうのも困りますよね。

そんなわけで早速入店しましょう!外観からはこじんまりしたお店なのかと思いきや、中はかなり広いです。そして店員さんをはじめ、外国の方が多い!雰囲気バッチリです!

さて、まずは恒例のメニューブックチェック!

質感のあるビニールタイプの表紙にはお店のロゴが箔押しされています。豪華でズッシリとした感じ。リングファイル式になっていて差し替えも容易なタイプです。メニュー名・外国語表記・料理写真&説明、と文句なしの分かりやすいメニューデザインです。それでいてゴチャゴチャもしておらずスッキリしています。空白の使い方やフォントの選び方、バランスがとても素晴らしいからですね。お店のカラーである紺色を使用されています。

ランチメニューは別となり、紙のみのシンプルタイプ。こちらもレギュラーメニューと同じデザインなのでツール全体のデザインが統一されていてテーブル上がスッキリしますね。

さて、早速バターミルクフライドチキンを注文!と、思ったら…おっと!出ましたQRコード注文!過去のごっ舌「その2・bio ojiyan cafe 様」にて経験済みとはいえ、まだまだこのシステムは不慣れなしょくたん!

その2・bio ojiyan cafe 様ごっ舌はこちらからご覧ください!

注文終了後に「承りました!」的な店員さんの2アクションがないため、本当にちゃんと注文できたのかな?と不安になるQR決済…。今回はそもそも繋がらんぞ!?

延々と「しばらくお待ちください」の画面が哀しい!しょくたん、全面的に拒否されてる??待てども全く繋がる様子もないので、仕方が無いので店員さんを呼ぶことに。

「バターミルクフライドチキン グレービーソース ランチセット」を頼みます。「少々お待ちください!」という外国人の店員さんの声が爽やか~!

まずはランチにセットとなるクリーミーなスープが届きました。口頭でオーダーを受けてくださった件の店員さんが運んできてくださったのですが、忙しそうでスープの内容が聞けずのしょくたん!

キノコ系の良い香りがします。なんのスープでしょう?美味しいです~!

さて、スープを味わっている間に本日のメインの登場です!これは見るからに美味しそうオーラが全開!「バターミルクフライドチキン グレービーソース ランチセット」です。

付け合わせのサラダも彩りを添えています。野菜嫌いのしょくたんですが、やはり彩りは必要だよなぁとはいつも思っています。はい。

そしてメイン!カラッと揚がったフライドチキンに未知のソース、バターミルクがかかっています。全く味の想像がつかない!生クリームのような甘い感じ?それともドレッシングのような?期待度上がりまくり!!

と、考えながら悩みながらパクリ!

チキンはサクサクの衣でパリパリ!中はジューシー!上にかかっているバターミルクもたっぷりつけていただきます。

想像していたよりクセがないけれどコクのあるソース。クリーミーで上品な味わいです。個性的な味は特に感じず、苦手という人はいないのではないでしょうか!サクサクのチキンの衣と合わさり優しい食感になります。存在感はありながらも料理を邪魔しない!とでも申しましょうか。どんどんフォークが進みます。

お店の雰囲気も含めて気分はすっかりブルックリン!大都会の喧騒ど真ん中というロケーションではあるのですが、なんとも優雅&贅沢な時間が過ぎていきます。他にもアメリカンビストロなメニューも豊富なので、夕食にもぜひぜひ訪れたいと思わせるお店でした!

BUTTERMILK CHANNEL様、ありがとうございました。