食に特化したクリエイティブカンパニー HIRASAWAは、食品業界に携わる全ての方々へ敬意を払いつつ、社会的責任のもと、創造や変化に“デザインの力”で世界へ貢献します。

ごったんで〜す!
その15.千客万来「Seafood Burger 島童子」 様
2024.04.17

「インバウンド」という言葉がすっかりお馴染みになった今日この頃。日本全国、観光地に行けば外国人旅行者の方々で賑わっています。豊洲の「千客万来」もそのひとつ。海外の方に嬉しい「和」テイストが盛りだくさんの施設!そして話題となっているのはSNSを賑わす「インバウン丼」と呼ばれる高級海鮮丼などの贅沢な和食の数々。果たしてどんなものなのでしょうか?

というわけでやってきました「千客万来」。まずは施設の説明をしましょう!

<「先客万来」様ホームページより抜粋>「千客万来」の意味は、多数の客が入れかわり立ちかわり来て、絶え間がないこと。文字通り多くのお客様にご来場いただき、賑わいが生まれていくことを願って名づけられています。ロゴマークは日本で古くから使われてきた「水引」をモチーフに作成。「水引」には「人と人を結びつける」との意味があり、たくさんの人に来ていただき、長く愛される施設になるようにとの想いを込めています。

立地も大変良く、最寄り駅であるゆりかもめの市場前駅と「千客万来」はペデストリアンデッキで連結しているので方向音痴のしょくたんも迷いません。駅から近いのは本当にいいですね!さて、入口に到着です!


ロゴマークの水引をモチーフにした提灯がお出迎え!ステキ!そしてもういきなりすごい熱気!なるべく人が映らないように撮影をしたくてもそんなことは出来ない!とにかくすごい人です。平日の昼間ということもあり日本人の家族連れというのはほぼ見かけません。やはり海外の方が多い印象。

いやまぁ、本当にすごい!なんじゃこりゃ!あちこちから良い匂いが漂ってきます。

江戸時代のテーマパークのような感じですね。この「千客万来」は「万葉倶楽部」という温泉施設とも敷地内で繋がっていて、1日中楽しめるスポットになっています。海外の方には温泉も含めて何もかも新鮮に映るでしょうね!ちなみにこの「千客万来」については入場料無料、フリーです!日本に来ました!という記念撮影のために寄ってもいいのです!(万葉倶楽部の入場は別料金です)

こちらは抹茶モンブランのお店。
にゅ~っと出てくるこのビジュアルを動画撮影している人多数!これは純日本人のしょくたんも思わず立ち止まって見入ってしまいました。
お店の方も撮影されるのに慣れていらっしゃる様子で「動画撮りますか?」と聞いてから機械を動かしていらっしゃるではないですか!サービス精神が溢れています!

そして突然現れる焼き魚!
そうだ!ここは市場のお隣だったことに気が付く。ワイルドな炭火の塩焼き魚。これまた外国人の方が撮影に夢中!屋台のような、懐かしい日本の風景のような…。しょくたんも見ていてとても楽しい気持ちになります!活気がハンパない!

他にも串焼きのお店や鰻、もんじゃ、お寿司、ラーメン、そして和スイーツのお店まで実にたくさん。
食べ歩きの他、建物内では着席で食べられるお店もたくさんあります。

賑やかな通りをどんどん進んでいくと、櫓(やぐら)のある休憩広場に到着!その名も「時の鐘広場」。お店で買った食べ歩きフードも席が空いていればここで座って食べられます。今は大混雑なので一旦あきらめて建物の中の飲食店も様子を見ましょう!

こちらは日本酒の立ち飲みのお店。入口で食券を購入してから中で飲み比べができるようです。気軽に日本酒文化に触れられるのは良いですね!今や日本酒は海外でも大人気ですからね~。

こちらは案内板。
プラスチック製ではなく、和の施設の雰囲気に合わせて木材を使用しているこだわり。

色々なお店がひしめき合っていますが、どのお店も日本語に併せて英語、中国語や韓国語など多言語表記のポスターや看板でした。情報量が多いだけにデザインが大変だったのでは!?と、同業者として率直に思ったしょくたんでした。

さて、ちょっと言葉は悪いのですが、ここにきて「観光地価格」という衝撃・高額プライスなものにまだ巡り合っていません。大都会の立派な施設ならこのくらいじゃないの?という程度のお値段のものが多い気がします。話題のお店はどのお店かしら?と建物内を探すことしばらく。ありました!

こちらがメディアにも度々登場されていた
一般の日本人には高級すぎる!と話題になっている海鮮バイキングのお店。5.980円と6.980円と7.480円(すべて税抜き)の3つのコースがあります。

これでもか!というくらいの種類の海鮮が食べ放題、コースによっては飲み放題もセットされているので、海鮮を食べられない、または食べる手段が少ない文化圏の方におかれてはむしろ安いくらいなのでは?と思ってしまいました。日本人でもこのご時世でこの内容・価格ならばOKかも?と思ってしまったしょくたん。なんせここは豊洲。市場の隣の施設ですぞ!現にこのお店が一番混雑していました。

とはいえ今日はお仕事。さすがにごっ舌の取材にしてはちょっと予算が…というわけで、しょくたんが本日ご紹介するお店はお手頃なテイクアウトの「Seafood Burger 島童子」様。に決定!

時間で変わる3段階のおいしさ、賞味期限が3段階に変化する天然マグロカツバーガー!?

店頭には目立つポスター、店内に入るとデジタルサイネージで説明をしてもらえます。生のマグロをさくっと揚げているので、お刺身風味→半生風味→火が通った風味と、経過時間によって味変が楽しめるハンバーガーのようです。せっかくやってきた市場の隣接施設のマグロときたらこれはもう頼む一択!

待つことしばらく。早速受け取って先ほどの「時の鐘広場」へ。運よく席が空いたので早速撮影タイム!

形が崩れないようにボックスに入っています。
包みを開くと…

バーン!!
なかなかの迫力です。バンズがとにかく巨大!主役のマグロカツにはタルタルソースがたっぷり。千切りキャベツもたくさん入っています。ビジュアルのインパクトがかなりすごいです!

ここであることに気が付いたしょくたん。バーガーを割って中の様子も写真に撮りたい!だがしかし、切る物がない!お店に戻って切ってもらおうとも思ったけれどお忙しい中を申し訳ない…。

ええい!と、手でちぎってみたものの、なんか汚い…すみません!
中身の雰囲気だけもお伝えできれば幸いでございます。断裁に時間がかかり、すっかり火が通った状態のマグロさんです。早速いただきましょう!

タルタルソースとの相性も良く、サクサクのマグロカツが美味です。見た目以上のボリューム!

他にも色々と食べ歩きをしたい方は同行者とシェアしても良いのかも!?こんな大きなマグロのカツというのもなかなかお目にかかれない!まさに市場ならでは。できれば3段階味変で食べて見たかった~!

千客万来のお隣の市場では早朝の到着が可能であれば「競り」の様子も見学ができます。朝早いのはちょっと…という方には併設の温泉施設で宿泊(前泊)も可能!1泊2日で豊洲を楽しむのも良いですね~!

Seafood Burger 島童子様、ありがとうございました。