食に特化したクリエイティブカンパニー HIRASAWAは、食品業界に携わる全ての方々へ敬意を払いつつ、社会的責任のもと、創造や変化に“デザインの力”で世界へ貢献します。

ごったんで〜す!
その5・REWILD OUTDOOR TOKYO 様
2024.02.05

「都会の森であそぶ」というコンセプトの「REWILD OUTDOOR TOKYO」様。まずその立地がいきなり都会過ぎる!場所は兜町交差点から徒歩すぐ。あの有名な兜町ですよ、兜町。証券会社のビルが建ち並ぶ、まさに「欲望渦巻く大都会」感がすごい!(注:ごく普通のオフィス街です!)

まず何から書けばよいのやら…というくらいモリモリに情報まみれの飲食店です。私の口下手じゃ伝わらないので「REWILD OUTDOOR TOKYO」様のホームページからお言葉を少々拝借します。

「本場のキャンプを気軽に体験。キャンプ体験サービスを通じ、アウトドアの素晴らしさを体験していただくと同時にコミュニティを創造。コーヒー豆を自分で挽いて淹れたり、串に刺したフォカッチャやマシュマロを店内中央の焼き場で焼いたり、薫製やバーナーを使って料理を温める…。木々や土壁、草むらをイメージした森のような内装の店内、鳥のさえずりや川のせせらぎが聞こえる癒しの空間。ハンモックも用意」

えーっと…兜町ですよね、ここ。少し歩けば日本橋やら東京駅がありましたよね、たしか。だがしかし、本当にそんな場所にあったのです!その「森」はあったのです!

入口ではシンボリックな木がお出迎え!というわけで店頭チェックをスタート!

メニュー紹介の三角看板とピクトグラム看板。一見するとカフェと分かりづらいのでしっかり作ってありますね。「キャンプ飯体験」とさらっと書いてありますが、果たしてこのメッセージは!?今すぐ寝ころびたいハンモックもあるし!ちょっとドキドキしながら、いざ森へ突入!!

「ピピピピピピ…」

FAX送信の音ではありません!この爽やかな音色は小鳥のさえずりではないですか!

「さらさらさら…」こ、これは!小川の流れる音!?(童謡「春の小川」を参考)

一歩足を踏み入れると目の前には本当に森が現れたのでした!大きく深呼吸をしたくなるようなこの感覚。見渡す限りの緑、みどり、グリーン、ヴェール(緑のフランス語)!なんとも気持ちのいい空間ではないですか!外は冬なのに室内は冷房っぽい空気の感じ。もしやこれも森感の演出!?心地よいヒンヤリ感です。マイナスイオンでしょうか。

不審者のごとくキョロキョロしていると店員さんに「奥で先にお会計をしてくださいね!」と、優しく声をかけていただき、ちゃんと現実世界へ誘っていただけました。メニューは事前に決めていたので迷わず注文をして席に座ります。ランチのお客さんとちょうど入れ替わりの空いた時間帯だったので、許可をいただき色々とウロウロと撮影をさせていただくことに。この風景を目の当たりにしたらみんな撮りたくなっちゃいますよね。

キャンプがテーマなのでテーブルも椅子もキャンプ仕様。店頭にあったハンモンックを持ち込んで昼寝したい気分…。なんなんだこの癒し空間は!!私、しょくたんは虫も苦手だし暑すぎも寒すぎも苦手なオバサ…いや、女子なので本気キャンプとは縁遠いけど、この雰囲気なら最高っ!!むしろこれがいい!

「REWILD OUTDOOR TOKYO」様はキャンプ場も経営されいらっしゃるとのことで、お店のこだわりは充分に伝わります。夜には本物の焚火が楽しめたりとか、ランタンの灯りがともったりとか、昼間とは違う顔に変身するなんて!そんなの見てみたいに決まってる!

と、シアワセ気分でいるところに待ちに待った本日のお目当てが到着!さてこれから何が始まるかお分かりでしょうか!

なんと!自分で燻製体験ができてしまうスペシャルメニューなのです!もちろん私、しょくたんは初体験。スーパーでたまに買うスモークチーズくらいしか燻製の食材って思いつかないけれど、あの独特の香りですよね。なんていうか…あの感じ!(ガンバレ語彙力!)スモーキーな感じ!?燻製な感じ!きっとそうなのでしょう。「あの」感じなのでしょう。

蒸し鶏、ポテトサラダ、チーズ、プチトマトを盛り合わせたプレートにガラス蓋をかぶせ、専用の機械で燻していきます。まずは燻製チップがSAKURA(桜)かヒノキを選びます。ヒノキ風呂と満開の桜…。どちらも大好きな香りだけど、気持ちは春爛漫!SAKURAチップを選びました!そんな私の心を見抜いたのか「ご想像のような桜の香りはしませんよ」と店員さん。で、す、よ、ね~!(恥)燻すわけですから。

専用の燻製機の上部にチップを乗せ、スイッチを入れてチップに火を付けます。赤く燃えたチップから出た煙がチューブを通ってあっという間に食材へ!絶賛燻されています!

ガラス蓋の中は煙まみれ!もはや食材は見えないぞ!大丈夫なのか?

5分ほど放置した後にさらに香りづけてもう一度燻製タイム!二度目なので慣れた手つきで再燻しをします。そしていよいよショータイム!!

(ぜひ動画でお楽しみください!)店員さんにがガラスの蓋を持ち上げると…

“ぶぁぁぁぁぁ~っ”と煙が溢れて食材がお目見え~!
感激~!!子どもの頃に兄貴とドライアイスで歌番組ごっこした時のあれだ!

「これ、感動しますよね!」と、店員さんがまたも優しく見守ってくださる。ありがたい。毎度ぼっち取材なので感動を分かち合える方がいらっしゃると救われます!

夢のような時間は一瞬で終わり、煙なきあとはいよいよ実食タイム!蒸し鶏、ポテトサラダ、チーズ、プチトマトが彩りよく並んでいます。

まずは蒸し鶏をいただきます!んんん…す、すも~き~!!

淡泊な蒸し鶏のはずがなんとも奥深い香り&味わい。あまりの美味しさにじゃんじゃん食べてしまいそうですが、燻製の香りも共にひとくちずつ噛みしめます。蒸し鶏ってこんなに美味しいの?と声を出したくなる美味しさ!

続いてチーズをいただきます。これまたスモーキー!

気軽にスーパーで購入ができるスモークチーズの良い意味でのクセの強さがなく、ほんのりほわっと燻製の香りが鼻に抜ける感じ。これまたすごいスピードで食べてしまいそう!

続きまして、野菜嫌いとしては食べるのを躊躇してしまう生のミニトマトも今回ばかりは気になってパクっ!

うん!やっぱり美味しいではないか!マヨネーズもドレッシングも何もいらないこの風味。生野菜独特の青臭さ(個人の感想です)も気にならずヘルシーにいただけますね。キャンプ場ならあれこれ調味料で味付けするより自然のまま、自然の味で食べる方が雰囲気にも合います!

てんこもりのポテトサラダも燻製の良い香りと共に完食!エンターテインメントとしても楽しいうえに美味しい!すっかり燻製の虜になってしまったしょくたんです。

今回は情報量が多すぎて何からまとめればいいのか悩みますが、単刀直入に言いましょう。

「燻製機、我が家にも欲しい~!」です。

そして今度は「夜の部」にもお邪魔したくなるお店でした。

「REWILD OUTDOOR TOKYO」様、ありがとうございました。