二子玉川ライズにオープンした新業態。「漁港の近くの美味い魚を出す定食屋」（＝大衆感・活気）と「飲食企業ではなく魚の卸が手掛ける海鮮業態」（＝本物感・重厚さ）を併せ持つ、これまでに無い新たな業態を目指し、店名＆ロゴの提案から始まり店舗ファサード＆什器デザイン、メニューツールと多岐にわたり、半年をかけて提案・制作しました。大衆感⇔本物感という相反する両極の間でデザインの方向性をどちらにどれだけ振るのか、ベクトルを定める事に苦労もしましたが、同社の未来につながる重要な案件に携われた充実感も大きな案件となりました。二子玉川という場所の施設を利用する感度の高いNewファミリー層を取り込み、施設側が希望する『酒』の売れる店にするには相反する両極の方向性をデザインとして形とすることでターゲット層にささる店舗になるのではないかと思います。画像の使い方や使用するフォント・頁としてのイメージ付けなど試行錯誤し、安っぽくならず・堅過ぎず・中途半端にならない着地点を模索しました。