オリジナル商品の青汁を販売されるという事でご相談を受けたものの、どのような戦略で販売されるかという段階までもまだ確定していない状態だったこともあり、HIRASAWAが主導権をもって「寿司屋」×「青汁」のコンセプトを考えて、デザインへ繋げた案件でした。最終的な商品コンセプトは「大切な人を想う青汁」です。商品名は、大切な人たちが毎日健やかで笑顔でいてくれることへの“ありがとう”の気持ちを表現するため、金沢まいもんの地元である北陸の言葉で“ありがとう”の意味である『あんやと』と名付けました。地元の人には親しみやすく、他県の人には音の可愛さがキャッチーに響く狙いも持っています。ショルダーには「まいもんの」というワードを使い、『寿司屋で青汁』という違和感に対して、「美味しさと所在」をハッキリさせ、安心して興味・購入へつなげられるようにしています。ロゴは、飲みやすく美味しいテクスチャーをやわらかな波形で、またクライアントの企業マインドでもある大切な人（お客様・従業員・関係者）への感謝を3枚の向き合ったハートで表わしてます。パッケージには、金沢まいもん寿司のブランドイメージを引き継ぐ菱形と金沢五彩を使用し、金沢まいもん寿司だからこその要素をふんだんに取り入れました。また商品名「あんやと」は既存のフォントではなく手書きの文字で柔らかく設計し、人を想う暖かさやなどコンセプトの温度感も表現しています。