食のクリエイティブカンパニー HIRASAWAは、食品業界に携わる全ての方々へ敬意を払いつつ、社会的責任のもと、創造や変化に“デザインの力”で世界へ貢献します。

ごったんで〜す!
その92.ジャン=ポール・エヴァン カフェ 様
2026.01.28

季節は2月を迎えようとしています。そうです!チョコレートの季節です!ついこの間まではクリスマスの装い一色の飲食店だったはずが、お正月の雰囲気になり、そして気が付けばバレンタイン。季節の移り変わりを飲食店で感じるしょくたんです。

チョコレートといえば、しょくたんが子どもの頃は国産の大手メーカーを指すものであり、海外メーカーのチョコレートなど知る由もありませんでした。が、大人になったある日、頻繁に名前を聞くようになった「GODIVA(ゴディバ)」様という海外の高級ブランドチョコレート。そもそも当時のしょくたん、チョコレートだけを売っている専門店など見たこともなく!チョコレートというより宝飾店のようなその佇まいを知ったときの驚きときたら!化粧箱も紙袋も何から何まで高級。若造しょくたんの憧れの存在でもありました。…と、思っていたらなんとゴディバ様の日本上陸は1972年というからビックリ!連合赤軍あさま山荘事件とか映画「ゴッドファーザー」の時代に?当時の日本の時代背景から想像すると、ごく一部の大人のための高級贈答品として販売されていたのでは?と思います。

凡人しょくたん知るきっかけとなったのは「高級チョコレートブーム」が巻き起こったといわれる2000年代初頭。贈答品としてではなく、自分でちょっぴり奮発して買うご褒美チョコレート!が流行し出した頃です。そのブームは今でも途切れることなく続いていますよね。特にここ数年、バレンタインシーズンにはデパートの催事場で「世界各国の有名チョコレートが集結!」という大掛かりなイベントも大人気です。しょくたんも去年行きましたがものすごい熱気でビックリしたものです。

その時の様子はこちらから!【特別編】その47.5「サロン・デュ・ショコラ2025」参戦

実はしょくたんが在籍するHiRASAWAでは、年末のご挨拶に毎年高級チョコレートを持ってきてくださる会社の方がいらしゃるのです。そのチョコレート店の名は「ジャン=ポール・エヴァン」様。社員一同、秘かな楽しみでもあるのです。毎年何も知らずに「美味しい~!」と、食べてはいましたが、食のデザインカンパニー・HiRASAWAのメンバーであるしょくたん、そんな軽い気持ちで食べてはいかんだろ!と、思っていたところ、なんと「ジャン=ポール・エヴァン」様はカフェも運営されていたこを知ったのです。スイーツ好きの方なら常識のことではあるかと思いますが、なんせしょくたん、まだまだ修行の身。このごっ舌で~す!でしっかり勉強させていただきたいと思います。

まず「ジャン=ポール・エヴァン」様についてから。
フランスのブルターニュ地方出身のジャン=ポール・エヴァン氏。1970年代にパティシエ、ショコラティエ、グラシエの資格を得たのちにホテル・ニッコー・ド・パリにてジョエル・ロブション氏のもとシェフ・パティシエに昇格。そして1984年、フランス菓子の象徴であるリュシアン・ペルティエ氏※ が日本出店をジャン=ポール・エヴァン氏に託しました。 (※世界最高峰の洋菓子職人組織の初代代表)
2002年には東京と広島に「ジャン=ポール・エヴァン様」初となる「カーヴ ア ショコラ」と「バー ア ショコラ」を備えたブティックを開店しました。同年、伊勢丹新宿に日本1号店をオープン。そして現在は13店舗を展開。そのうちのひとつであるカフェを併設している店舗にお邪魔しました。





デパートの一角、まずはチョコレートを販売する店舗に圧倒されます。バレンタインが近いからか店頭は赤を基調に、ハートをモチーフにした蝶が舞う!かわいらしさの中にもエレガントな雰囲気が溢れ出ており、一流のチョコレート店の風格を感じます。
お隣がカフェ店舗ですが、満席のためしばらく店の外に立って並ぶことにしました。その間に何回もお店の方が出て来られて謝罪の言葉をかけてくださったり、お気遣いをいただいたり。…いや、もしかしたら「お待ちの間に隣の店舗でチョコレートをご覧になられては?」ということだったのかも?でも凡人しょくたんには敷居が高すぎて入れず!バレンタインの自分チョコにはまだ日が早かったのでした。

しばらく待ったところで呼ばれ、早速入店。


落ち着いたカフェの店内はチョコレートを彷彿させるダークブラウンの色調で統一されており、壁の一部には鮮やかな壁画。カカオの実でしょうか。照明を落とした店内でひときわ明るく映えます。カウンターとテーブル席が少々という隠れ家のような特別感溢れる店内は、チョコレート店のカフェということを忘れてしまいそうです。

さて、まずは恒例のメニューブックチェック!


ハーフサイズの三つ折りメニューです。本革を彷彿させるマットな手触りの表紙材は店内のカラーと合わせた深いブラウン。「ジャン=ポール・エヴァン」様のロゴはゴールドの箔押し。シンプルなデザインながらも醸し出す高級感はさすが!と思わせます。



ブックと同色の三角コーナーでメニュー用紙の四隅を留めています。テキスト中心の洗練されたメニューデザインを引き立てる飾りすぎないメニューブックであり、メニュー用紙の交換がとても容易なので実用性も備わっています。


難しい名前のチョコレートのドリンク類が多いのですが、商品説明もきっちり記していただいているので読むとワクワクします!例えば「黄色い果実を思わせる甘く華やかな香り…」など。そしてこちらのお店ではジャン=ポール・エヴァン様のチョコレートケーキがいただけるということで、しょくたんも迷いながら注文を…しようと思ったけれど、実はドリンクもケーキもどれが良いのか見当がつかない…つまり迷ってしまいました!
そんな時、様子を察知した店員さんが親切にお声をかけてくださり、おすすめのセットを教えていただくことに!恰好をつけて頼むよりも、分からなければ聞くというのは大事ですね。なんせ店員さんはチョコレートのプロフェッショナル!

と、いうわけで無事に注文を終えると、何やら不思議な音が!
シャカシャカシャカ…そう、この音はまさしく!お茶を点てる(たてる)音!なのですが、しょくたんの席からは様子は分からず。一体何が行われているのだろうか。

早速運ばれてきました!




・ショコラ ショ パリジャン
(パリのショコラ ショ 温かいチョコレートドリンクのクラシックタイプ)
・ムニュ クール ドゥ リヴォリ
(スミレが香るカメルーン産カカオのバヴァロアとカシスのクリーム、クルスティヤンを組合わせた「リヴォリ」)

というセットにしました。



このショコラ ショの泡を見れば先ほどのシャカシャカ音は一目瞭然!抹茶を点てる時のように丁寧に一杯ずつシャカシャカと作っていただいたショコラ ショ。濃厚なチョコレートの良い香りが漂っています。もうこの香りだけでも大満足!


見た目がとにかくカワイイ!薄型のハートのチョコレートが2枚乗ったケーキ「ムニュ クール ドゥ リヴォリ」です。バレンタイン限定なのかしら。




横から見ると「美味しさの層」がしっかり見えます!見た目は随分と甘そうなのですが…



早速まずはショコラ ショからいただきましょう!


フワフワの泡がほわっと柔らかく、濃厚なドリンクなのに優しい口当たりに!想像よりも甘さ控えめながら、でもやっぱり甘くてほろ苦なチョコーレートの味わいが広がります。「厳選されたカカオ本来の豊かな風味が…」などと蘊蓄を述べられないしょくたん、直球の感想ですみません!



続いてはケーキ「ムニュ クール ドゥ リヴォリ」をいただきましょう!


スッとフォークを入れて切りわけましたが、美しい層は崩れず綺麗なまま!ふわふわのケーキというよりしっかりとした食べ応えのぎゅっと詰まった感じがします。そしてカシスの鮮やかな赤がアクセントになっていますね。
早速ぱくり!…濃厚!なのにくどくなく、そして甘すぎず。チョコレートの風味をしっかりと感じながらも甘酸っぱいカシスのフレーバーが重なり、味わい深い爽やかな口当たりに。鼻に抜ける香りをゆっくりと楽しみながら味わうケーキなんて、なんとも贅沢!
ケーキをひとくちいただいたところでショコラ ショもひとくち含む。チョコレート&チョコレートで強すぎるのでは?と思うかもしれませんが、これが実は最高のコラボレーション!チョコレートマニアではないしょくたんでさえ魅了されるその味、そして味もさることながら「香り」が格別なのです。アロマ効果で心も解きほぐされます。

あとはもう「えいっ」と!



小ぶりなケーキというこもあり食べ進めていくとあっという間に無くなってはしまうのですが、でもそれがちょうど良いバランスなのです。ショコラ ショも同時に味わいながらチョコレートに囲まれた至福の時間を過ごしました。

ジャン=ポール・エヴァン カフェ 様、ありがとうございました!




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