食のクリエイティブカンパニー HIRASAWAは、食品業界に携わる全ての方々へ敬意を払いつつ、社会的責任のもと、創造や変化に“デザインの力”で世界へ貢献します。

ごったんで〜す!
その23.そうめん そそそ 研究室 様
2024.06.19

寒かった冬が終わり、あっという間に春が来て、暖かくなってきたかな?と思ったらすっかり暑くなってきました。ここ最近よく言われていますが、過ごしやすい春っぽさや秋っぽさの期間が短く日本の四季が「二季」くらいな感覚になってしまいました。

とはいえ今年もまた暑い夏は確実にやってきます。そうなるとあの国民食が食卓に並ぶおうちも多いのではないでしょうか?「そうめん(素麺)」です!

さっぱりしていて暑い夏には打ってつけ!そうめん自体には大きなクセはないので、暑さで食欲が落ち気味の夏でも箸が進む魔法の食べ物!子ども時代の夏休みの昼ご飯の定番!家族みんなが大好きという場合が多いそうめんですが、なんというか…夏休み中、ほぼ毎日毎日あの希釈のめんつゆにつけて食べているとさすがに飽きてしまうんですよね。そうめんのポテンシャルは高いのにそのシンプルさ故の限界もあり。今年の夏もまた繰り広げられる無限ループ!

美味しい!→もういい!(飽きた)→久しぶりに食べたい(やっぱ好き)…続く。

同じ麺の仲間でもラーメンには塩も味噌もとんこつもあるし、うどんならば最近はお手軽価格な専門店もたくさんあり「サラダうどん」なんて商品も人気。でもなぜかそうめんに関してはいわゆる「変わり種」ってあんまり聞かないですよね。

いや…実はあったのでした!その名も「そうめん そそそ 研究室」様。なんと、そうめんの研究室まで存在していたのでした。お店のホームページでの紹介はというと…

「スタッフ・お客様はそうめんの新しい食べ方を研究する研究員の一員というコンセプト。後継者不足により、機械麺化していくそうめんの消えゆく手延べそうめんという文化を未来へ紡いでいくためにそうめんの新しい食べ方を一緒に研究しませんか?!」

ま、まさにこれはしょくたんが望んでいたそうめんの未来系!!お店の場所も渋谷のオシャレなファッションビルの中。未来を担う若者の街にそうめん!いいじゃありませんか!

早速到着!店頭ではそうめんメニューをアピールしています。ネオンサインもなんかカワイイ!さすが渋谷。店内は白や透明感のあるインテリアで統一され、見た目も味もシンプルな佇まいのそうめんを思わせる一方で未来的な洒落た店舗です。お店の方も研究員らしく白衣姿です。

さて、メニューブックチェックへと移りましょう。

まさにこれは研究室にあるファイル!?今までに出会ったことがないメニューブック!?

いや、メニューファイルと呼ぶべきでしょうか!?

ページをめくるとオーダー方法が丁寧に説明されています。本当に自分で全部決めなきゃいけないという、まさに研究員スタイルが貫かれています。オーダーは携帯電話からすることになるので、まずはこのファイルを見て全体のそうめんのイメージを膨らませつつ、携帯電話からそうめん情報を入力していきます。

いやこれほんと…どんだけパターンが作れるのよ?っていうくらいの研究素材リストの数。ベースのスープ、調味料、トッピングの情報が渋滞していて、選ぶ楽しみを超越して本当に「むむむ」と声を出して悩むのであります。しょくたん、悩みに悩みぬいてどうにか注文は完了!そんな悩める子羊のために、研究員の方のおススメの組み合わせも紹介されているので、迷い過ぎて目が回った方にはぜひおススメを!

さて、到着しました~!お?これは美味しそう!という感じですが…。

冷やし胡麻豆乳ペースト、明太子、鶏肉(鶏チャーシュー)、柚子、ごま、あおさのり、という「和風」の冷製そうめんを作りました。

大きなお皿に綺麗に盛り付けられた「しょくたんオリジナルそうめん」。見た目は涼し気で良い感じなのですが…その味は果たして!?

早速ひとくち。
ピリッとした明太子がたくさん入っています。胡麻豆乳との相性は…な、なんか微妙!あら?どちらも個性が強かった。

オーダーの最中はまったく気が付かなかったけれど、明太子(海)+ 鶏チャーシュー(山)という尖ったペアも間違っていた…。とどめを刺す柚子の風味も「そうじゃない」という感じ。柚子に負けずあおさのりも結構な香りなので完全なる香り対決になってる!料理好きな人なら珠玉の逸品を生み出せるこのシステム、しょくたんのような料理は苦手という人にはチャレンジ感が強めです。好きなものだけを組み合わせても不協和音になってしまうのですね。とほほ。

もちろん完食はしたものの何とも言えない焦燥感。やはり「研究員のおすすめ」を食べるべきだったのか!?いや違う!違う!そうじゃない!
「次回こそ最高の組み合わせを自分自身の手で発見せねば!」と、何度でも通いたくなるお店なのです。

そうめん そそそ 研究室様、
ありがとうございました。

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